鶴子銀山代官屋敷跡
佐渡の銀山経営に乗り出した
上杉景勝
鶴子銀山には、相川に佐渡奉行所ができるまで、代官所が置かれておったのじゃ。1589年(天正17年)、越後の上杉景勝が佐渡へ攻め入り、全島を支配下に置き、ここ鶴子に陣屋を築かせ、本格的な銀山経営に乗り出した。1601年(慶長6年)に鶴子の山師が相川の金山を発見、1603年(慶長8年)、江戸幕府が誕生すると、佐渡が徳川領になり、大久保長安が佐渡代官頭に任命され、鉱山経営の中心は鶴子から相川へと変わっていったのじゃ。
ここの代官所にも、佐渡奉行所の「勝場」のような施設があったのかしら?
代官所の敷地からは役所の建物の跡だけでなく、鉱石の選鉱場跡や炉跡が見つかっておる。ここでも銀山で採掘された鉱石をくだき、水を使った選鉱作業や、製錬作業をしておったと考えられる。その他、周辺からは16世紀末頃から17世紀前半にかけて生産された中国産青花や伊万里焼などの磁器や唐津焼・備前焼などの陶器も発見されておる。遺跡の年代を裏づける貴重な史料と言えるのう。
Information
鶴子銀山を管理した代官屋敷跡。1589(天正17年)に上杉景勝が佐渡の金銀山を支配するために設置したと考えられている。17世紀はじめに、佐渡の鉱山経営が徳川幕府の支配になると、相川の佐渡奉行所の出先機関としての役割を担った。2010~2012年に実施された発掘調査の結果、管理機能を持つ建物や銀製錬を行ったと考えられる炉跡が発見された。
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施設基本情報
所在地 | 新潟県 佐渡市 沢根、沢根五十里 |
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交通案内 | きらりうむ佐渡から駐車場まで車で約20分、徒歩約10分 きらりうむ佐渡から路線バス約9分(「沢根学校前」下車、徒歩約55分) |
駐車場 | 有り(無料):鶴子銀山公園駐車場(普通車9台) |
電話番号 | 0259-74-2215(きらりうむ佐渡/8:30~17:00) |
営業時間 | 夜間の立入りは危険なため、見学はご遠慮下さい。 |
外国語対応 | 解説:英語表記あり |
ホームページ | https://www.city.sado.niigata.jp/mine/rep_ruin/turusi/index.shtml |
こんな山の中に大きなお屋敷があったんですか?