道遊の割戸

道遊の割戸

壮大な採掘跡を残す
佐渡金山のシンボル

すごーい!山が真っ二つに割れてる!

江戸時代の絵図や絵巻にも登場する「道遊の割戸」は、佐渡金山のシンボルにもなっている壮大な露頭掘りの跡でな。標高256メートルの道遊山という山の中央に「道遊脈」と呼ばれる幅10メートルの巨大な金の鉱脈があって、金鉱石が露出していた山頂から人の手でどんどん掘り進むうちに、あのように山が二つに割れた姿になったのじゃ。金鉱石はとても硬かったため、余分なところは掘らずに金銀の含まれる鉱脈だけを掘り進み、あのようなV字の形になったのじゃ。割戸の深さは74メートル、幅は30メートルにもなっておる。

いつ頃から、あそこで金を掘っていたの?

道遊の割戸は1601年(慶長6年)に、先に開発されていた「鶴子銀山」の山師3人に発見され、採掘が行われていた最も古い鉱区なんじゃ。あのように垂直に近い絶壁を掘っていくような露頭掘りは、世界でも類を見ないと言われておる。また、明治時代には機械やダイナマイトを使って、さらに大規模な開発が行われ、その後も採掘は平成元年まで続けられたんじゃ。

Information

佐渡金銀山遺跡を代表する露頭掘り跡で、道遊脈と呼ばれる脈幅約10メートルの金銀優良鉱脈を求めて、江戸時代初期から平成元年まで長期間にわたって採掘された。山頂の標高は海抜252メートル、山頂部の割れ目は幅30メートル、深さ74メートルに及ぶ。

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施設基本情報

所在地 新潟県 佐渡市 相川銀山町1-1
交通案内 きらりうむ佐渡から路線バスで約10分(「金山茶屋前」下車)、徒歩約20分
きらりうむ佐渡から車で約10分
駐車場 有り(無料):金山第3駐車場(普通車170台)※ 夜間閉鎖
電話番号 0259-74-2215(きらりうむ佐渡/8:30~17:00)
ホームページ https://www.city.sado.niigata.jp/site/mine/4519.html